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昨年受賞者の声を紹介! YouFabに挑戦してよかったことは?#2

08.16, 2017

By YouFab Global Awards 2017実行委員会

今年も8月1日から応募受付を開始した、YouFab2017。今回は昨年のYouFab2016、準グランプリの受賞者からメッセージをお届けします。

 

YouFab2016で準グランプリを受賞した「干渉する浮遊体」は、茨城県県北芸術祭(KENPOKU ART 2016) で行われた「アートハッカソン」で生まれた作品。上空から降り注ぐシャボン玉がガラスの器の中に浮かび、シャボン玉の揺れや破裂に音と映像が呼応します。シャボン玉の美しさ、生まれてから消えるまでの微細な変化や儚さを空間全体から感じとることができる作品です。

準グランプリを獲得した「干渉する浮遊体」

他分野からのプロフェッショナルが一同に介したチームメンバー

干渉する浮遊体は、6人の異なるプロフェッショナルが集まったチーム。メンバーは以下の方々。多様な個性が集まったからこそ、素敵な作品が生まれたのですね。リンクからそれぞれのポートフォリオもご覧いただけます。

科学者 菱田真史(https://sites.google.com/site/mafumihishida/home

彫刻家 アビルショウゴ

音楽家 橋本次郎(http://zeit-label.com

エンジニア 水落大(http://mizumasa.net/

プログラマー 柳澤佑磨(http://yumayanagisawa.net/

デザイナー 甲斐桜(http://saku39kaipan.wixsite.com/digital-planning

「干渉する浮遊体チーム」から見たYouFab Global Creative Awards

YouFab:

YouFabに応募してよかったことはありますか?

 

干渉する浮遊体:
茨城県の芸術祭で展示した作品を東京で再び展示することができました。受賞作品展示会で一般のお客さんに多く見て頂けたのが嬉しかったです。YouFabは国際アワードなので受賞者も展示のために国内外から集まっており、海外のクリエイターと交流できたのもとても印象的でした。

 

YouFab:
YouFab2017応募者へのメッセージをお願いします。

 

干渉する浮遊体:
時代に合わせて、Fabの定義は常に変化していきます。
これはFabなのか?という疑問が湧いたとしても、是非応募してみることをオススメします。それぞれが考えるFabの定義が今後のYouFabをさらに幅広く、面白いものにしてくれると思います。今年も一緒に盛り上げていきましょう!

干渉する浮遊体の今後の活動

 

最後に干渉する浮遊体チームのみなさんにそれぞれの活動情報を聞きました。

 

橋本次郎さん

音楽家の橋本次郎さんが、三重県亀山市で開催される現代美術の芸術祭「亀山トリエンナーレ 2017」に参加します。江戸時代、東海道五十三次の四十六番目の宿場町として栄えた亀山宿。商店街の店舗や空き店舗、旧東海道沿いの民家やお寺、文化財建造物など、亀山の町を舞台に(平面・立体・インスタレーション・写真・映像・パフォーマンス・ワークショップなど)様々な作品展示やイベントが予定されています。

亀山トリエンナーレ 2017」 9月24日(日)- 10月15日(日)

 

水落大さん

エンジニアの水落大さんが製作に関わっているクリエイター向けバー「BAPA BAR」が7月から不定期で渋谷にオープンしました。シャイな人クリエイター同士でも簡単につながれる仕組みがあるバーになっているそう。初回は7月21日(金)に開催し、大盛況でした。今後の開催詳細はfacebookページをチェックしてみて下さい。

 

 

柳澤佑磨さん

プログラマーの柳澤佑磨さんが制作したインタラクティブ・デジタルアートがヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルのロビーに展示されています。海の世界を表現した「インタラクティブ デジタルアート」は、人の動きに合わせてクジラが小魚の群れに変化するなどステキな仕掛けが試せます。

 

菱田真史さん

さらに、科学者の菱田真史さんが参画する、クリエイティブレーベルnorの新作『dyebirth(ダイバース)』が、六本木アートナイト2017に出展されます。


『dyebirth』壁面に投影された、絶えず有機的に変化し続ける映像。一見、デジタル生成されたグラフィックのように見えるその複雑な模様は、全て、水や油、インク、化学物質などのケミカルリアクションをOHP(Overhead projector)によって映し出すアナログな機構で描かれている。人や機械による完全な制御ではなく、アナログとデジタルが互いの特性を活かし、干渉し合うことで生み出される映像からは、規則性と不規則性の間にある生命的な側面を見出すことができるだろう。(norより引用)

 

 

 

YouFabで受賞された後も、各々で活動を精力的に続ける「干渉する浮遊体チーム」。住んでいる場所も専門分野も違う人たちが一つの作品をつくるハッカソンで生まれた作品も、YouFab2017では積極的にお待ちしています。今回のように、YouFabに応募することよって、作品をみてもらう機会が増えていくこともあります。みなさんの応募を楽しみにしています!