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トークイベント:メイカームーブメントのその先 〜HACKとROCKの現在形

Sep.05, 2017

By YouFab Global Awards 2017実行委員会

現在作品募集中の2つのクリエイティブアワード、「Creative Hack Award」(以下CHA) と「YouFab Global Creative Awards」(以下YouFab) 。それぞれのアワードで審査員を務める、『WIRED』日本版 編集長若林恵氏と、SFCソーシャルファブリケーションラボ代表の田中浩也氏を招き、トークイベントを開催します。

申し込みはこちら(Peatix)

 

白熱必至! 今だからこそ、もう一度考える「メイカームーブメント」

現在作品募集中の2つのクリエイティブアワード、「Creative Hack Award」(以下CHA) と「YouFab Global Creative Awards」(以下YouFab) 。それぞれのアワードで審査員を務める、『WIRED』日本版編集長若林恵氏と、SFCソーシャルファブリケーションラボ代表の田中浩也氏を招き、トークイベントを開催します。

2011年に日本で初めてのFabLabを設立して6年、(ほぼ)あらゆるものをつくることを可能にするデジタルファブリケーションのムーブメントを牽引する田中教授。そして6月発売号のWIRED「Making Things ものづくりの未来」特集で、ヒトはいかにものと向き合い、つくり、使うのかを探求した若林氏。
「メイカームーブメント」が始まる以前から、ものづくりとクリエイティブを見て実践してきた両氏が、CHAのテーマである「HACK」とYouFabのテーマである「ROCK」をキーワードに、メイカームーブメントのその先をディスカッションします。
つくり手にとって、社会にとって、文化にとって、メイカームーブメントは何なのか、そしてその先には何が見えるのか?
会うと必ず議論がスパークするという両氏による公開ディスカッションは白熱必至です。

さらにイベント後半では、CHAとYouFabの過去の受賞者を交え、クリエイター視点も交えて「次」の“つくること”についてディスカッションを行います。

イベントの場所は、7月に渋谷に生まれたばかりの実験区「100BANCH」。先着100名の限定イベントです!

 

プログラム

第1部:
若林恵×田中浩也 「メイカームーブメントのその先、“HACK”と“ROCK”の現在形」
19:40 – 20:40 (60分)

若林氏と田中浩也氏がそれぞれ、過去から現在までの「“HACK”だと思うプロジェクト」、「“ROCK”だと思うプロジェクト」を取り上げ、なぜそれらが際立っていたのかを考察し議論することで、メイカームーブメントの”その先”を考えます。

“HACK”
“ハックは身振りでありアティチュードである。(中略) ハックは、単なる試みではない。ゲリラだ。それは若さの営為であり、アウトサイダー、ツールを持たない者のための者だ。つまりハッカーとは、権力を持たない、権力へのアクセス権を持たない者なのだ。”
※CHA公式サイトより引用

“ROCK”
Rock it !  日本語に訳すなら「いっちまってくれよ!」「やっちまえ!」(中略)お楽しみはこれからです。まとまるには早すぎます。常識に挑む。常識に抗する。たとえそのアウトプットが多少荒削りであっても、挑戦しようとしているその先の大きさを評価したい。
※YouFab式サイトより引用

第2部:
クリエイター クロストークセッション 「つくり手からみる、メイカームーブメント」

20:50 – 21:30 (40分)

CHAとYouFabの過去の受賞者を交え、若林、田中両氏とディスカッションを行います。各受賞クリエイターの最近の作品やプロジェクトを紹介しつつ、世界で活躍するクリエイターがみる「次」のものづくり、クリエイティブを浮き彫りにしていきます。

*出演クリエイターは順次発表します。

 

イベント概要

日時:
9/19(火) 19:30 – 22:00 (19:00 受付開始)

場所:
100BANCHMAP
東京都渋谷区渋谷3-27-1 100BANCH 3F

参加費:
1500円(ワンドリンク付き)

内容:
1. 第一部:若林恵×田中浩也 トークセッション
2. 第二部:クリエイター クロストークセッション
3. ネットワーキングタイム

こんな人におすすめ:
・メイカームーブメントに興味のある企業の方
・デジタルファブリケーションを制作に取り入れている/取り入れようとしている方
・YouFabに応募したいと思っている方

ゲスト

若林 恵

『WIRED』日本版 編集長

1971年生まれ。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、出版社平凡社に入社。『月刊太陽』の編集部スタッフとして、日本の伝統文化から料理、建築、デザイン、文学などカルチャー全般にかかわる記事の編集に携わる。2000年にフリー編集者として独立。2011年より現職。

田中浩也

慶應義塾大学環境情報学部教授
SFCソーシャルファブリケーションラボ代表

東アジア初のファブラボを2011年に鎌倉に設立したことを基点に、デジタルファブリケーションの可能性を「技術」と「社会」の両面から研究。近年は、総務省はじめ政府委員を多数歴任し、地方創生等の政策提言にもかかわっている。慶應義塾大学では「ファブキャンパス委員会」の委員長を務める(http://fabcampus.sfc.keio.ac.jp)。専門は、3D-CAD/CAE/CAMおよびデザインエンジニアリング。博士(工学)。Fab Lab Japan Founder、および Fab Lab Asia Foundationボードメンバー。

 

佐々木遊太

1982年生まれ。大学卒業後、ユニット「ささき製作所」をスタート。街頭紙芝居師(東京都公認ヘブンアーティスト)。科学館職員を経て、現在は東京大学空間情報科学研究センター小林博樹研究室学術支援職員、および東京藝術大学社会連携センター特任研究員を兼務しながら、ささき製作所にて自主制作を行なっている。作品『鈴木よしはる』で、WIRED「CREATIVE HACK AWARD 2016」グランプリ受賞。『即席紙芝居』『ズームイン顔』で、第15回・第19回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品選出。

杉本雅明

エレファンテック株式会社取締役副社長

2012年に東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻理学修士、在学中の2008年にサイエンス・カフェLabCafeを創業し、現在も学生と操業中。2012年にはARビリヤードOpenpoolを企画し、SXSW2014 Interactive Awards ファイナリスト。2014年1月にエレファンテック株式会社(元AgIC株式会社)共同創業、取締役就任。社内では営業、新規事業開拓を担当する。 現在、インクジェットx高速無電解銅メッキというフレキシブル基板の新しい製造方法でものづくりを加速している。FAB10 GLOBAL FAB AWARDS で準クランプリ、YouFab 2014で準グランプリ受賞。 photo credit: Hitomi Shinada

島影 圭佑

株式会社 OTON GLASS 代表取締役

1991年生まれ。2013年、首都大学東京在学時、父の失読症をきっかけに、視覚的な文字情報を音声に変換することで「読む」行為をサポートする眼鏡型のデバイス「OTON GLASS」の研究開発を始める。2014年に情報科学芸術大学院大学[IAMAS]に進学し、同年に株式会社 OTON GLASSを設立、代表取締役に就任。現在も、ディスレクシア(読字障がい者)、視覚障がい者、海外渡航者にOTON GLASSを届けるため、研究開発と事業化を進めている。主な受賞歴に「James Dyson Award 2016 国内3位」「GUGEN 2016 優秀賞」「YouFab Global Creative Awards 2016 グランプリ」。

主催:YouFab Global Creative Awards 2017
共催:Creative Hack Award