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昨年受賞者の声を紹介! YouFabに挑戦してよかったことは?#1

Aug.16, 2017

By YouFab Global Awards 2017実行委員会

いよいよ応募受付がスタートした今年のYouFab2017。これから応募を考えている皆さんに、昨年のYouFab2016グランプリ受賞の島影圭佑さんにお話を伺いました。参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

OTON GLASS 島影圭佑さん

昨年のYouFabでグランプリを受賞したOTON GLASSは、視覚的な文字情報を音声に変換することで、文字を読むことが困難な方の「読む」行為をサポートするスマートグラス。失読症になった父を思って開発を始めた島影さんの活動は、YouFabをきっかけにどう変化したのでしょうか?

YouFab2016でグランプリを受賞した「OTON GLASS」

「OTON GLASS」島影さんから見たYouFab Global Creative Awards

YouFab事務局(以下、YouFab):
YouFabに応募してよかったことはありますか?

 

島影さん:
国内外のデジタルファブリケーション実践者や批評家との交流の中で、今一度、現代における「つくること」の根源的な意味について考える契機となりました。またグローバルアワードである利点を生かし、世界にOTON GLASSの存在を発信することができたと同時に、YouFabでできた国内でのコミュニティを、主催のFabCafeを拠点に継続できています。自分のFabを発信し、繋がり、次の新たなFabに繋げるきっかけとして、YouFabは素晴らしい機会を与えてくれました。

 

YouFab:
YouFab2017応募者への応援メッセージをお願いします!

 

島影さん:
デジタルファブリケーションとは縄文土器でロックンロールです。全ての利害関係を切り離し、自分自身の欲望に正面から向き合い、今自分の周りにある技術や仲間と共に、その未来を具現化してしまう。これがデジタルファブリケーションが僕たちに与えてくれた新たな市民権であり、Youfabはそれを評価してくれる唯一無二のアワードです。ぜひあなたのファブをご応募ください!

 

これからの「OTON GLASS」

YouFab:
これからは、OTON GLASSをどのように発展させていきたいですか?

 

島影さん:
本当に求めている人々にOTON GLASSを届けていくための活動を続けていきます。一つは、ユーザーコミュニティを育てていきます。現状のOTON GLASSを、ユーザーの方にお渡しし、生活の中で使ってもらいながら、次のプロダクトやサービスを共に構想してもらいます。もう一つは、投資家や企業との連携です。草の根的なものづくりの手法で、少し先の未来を具現化しながらも、それを本当に社会実装するには、そういった方たちとの協働が欠かせません。一緒にOTON GLASSを育てていってくださる方を募集しています。

 

今後のOTON GLASSの成長がとても楽しみですね。お忙しい中、ありがとうございました。YouFab2017へ応募をお考えの皆さんの参考になりましたでしょうか?ご応募をお待ちしております!