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アワード応募作品のなかで最も使われた人気ツールは?

Sep.27, 2018

YouFab 応募作、2大活躍デジタルツールは、レーザーカッターと3Dプリンター

YouFab2018の応募締切までの残り1ヶ月!応募を考えているクリエイターのみなさん、応募準備は進んでいますか?

今日は、YouFabで使われる「ツール」にまつわる小話をひとつ。
実は、昨年のYouFabのエントリー作品のうち、半数以上(227作品の応募作品中120以上)の作品で制作に使われたデジタル工作機械が、「レーザーカッター」と「3Dプリンター」でした。これら2つはYouFabの作品作りにおいて、大きな役割を果たす2大ツールだといえるでしょう。

このブログでは、illustlator (.ai) でデータが作れれば誰でも活用できる、「レーザーカッター」で作られた作品をご紹介します。3Dプリンターに比べ、データを作るハードルが低く、最近では、試作づくりや、作品の内部機構にレーザーカッターを使用している作品が多くなっています。

細かい加工はお手のもの。レーザーカッターを生かして受賞した作品

まずレーザーカッターの最大の強み、データ通りにミリ単位の細かい加工ができる特徴を最大に生かした作品が、2012年のYouFabでグランプリを受賞した大野友資さんの「360° book」です。ページを一枚一枚レーザーカットして、360°開くと立体ジオラマが現れる絵本で、レーザーカッターで繊細に切り出されたデザインページ1枚1枚の連なりが、見るものを二次元から三次元の世界へと誘います。YouFab2012でのグランプリをきっかけに、海外のアートメディアから大きな反響を呼び、2015年からは青幻舎より書籍として販売されています。

2012年グランプリ受賞作品 360° book By 大野友資 (日本)

photo:Gottingham

実はYouFabの賞状もレーザーカッターで作られています

また、同様に、手作業では難しい加工をレーザーカッターを使って実現し、YouFab2016で受賞した作品が、高澤和希さんによる、表面素材交換可能ディスプレイ (Leaked Light Field)。光を透過しない材料を板状にし、その表面に100マイクロメートルほどの小さな穴をあけることで、ガラスやプラスチックだけでなく、木材や石材、鏡などほぼすべての材料がディスプレイとして使用可能になるという画期的な作品です。

2016年ファイナリスト 表面素材交換可能ディスプレイ (Leaked Light Field) By 高澤和希(日本)

さらに、最近の受賞作での傾向としては、作品に表立ってみえなくとも、プロトタイプを作るときに使われたり、中の機構のパーツを作成するのにレーザーカッターが使われた例が多くなってきています。

受賞者に送られるあのアイテムも、レーザーカッターで作られています

そしてもう一つ。
実はYouFab の受賞者に送られる賞状も、レーザーカッターで作られたもの。毎年FabCafe のレーザーカッターで、事務局チームが作っております。たまに焦げすぎて失敗することも。

デザイナーはYouFab 全体のアートディレクションを担当する SHA Inc。

クリエイターのみなさん、今年もこの賞状を目指し(もちろん名和晃平さん作のトロフィーも!)、ふるって応募ください。レーザーカッターでできることに興味が湧いてきたけれど、近くにFabCafeがないという方、諦める必要はありません。FabCafeにも置いてあるレーザーカッターのメーカー、Trotecが全国のレーザーカッターが置いてある場所を公開しています。お近くの場所を探して、レーザカッターを使って新しいクリエイティブな模索をしてみてください。
https://www.troteclaser.com/ja/news/use-troteclaser-near-you/